パテック・フィリップの歴史：買取りショップオープンまでの道：SSブログ

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１８１２年ポーランドに生まれたアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックは、
１８３５年頃からジュネーブに居を定めました。
時計と美術に深く関心を持っていたアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックは
この頃から、高級懐中時計の製作にたずさわるようになります。
アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックは、時計を製作する際に、
何よりも製品の品質を重視したため、多くの顧客を獲得し、
また支持されていました。
製品の大きな成功に勇気づけられ同じポーランド移民で有能な時計師の
フランソワ・チャペックと共同で最初の会社、「パテックチャペック社」を
１８３９年５月１日に設立しました。
パテックチャペック社は、６名の工員を抱え高品質な懐中時計を年間約２００個、
生産していたそうです。しかし、フランソワ・チャペックは６年後、社を退きます。

一方、ジャン-アドリアン・フィリップは、１８１５年、時計師の息子としてフランスに生まれました。
発明の才能にあふれた技術者だった彼は、弱冠２１歳にして自ら工房を開き、
懐中時計を年間１５０個、生産していました。
また、竜頭による巻上げ・時刻合わせの機構を１８４７年、２７歳の時に発明します。
ジャン-アドリアン・フィリップは、この発明を組込んだ製品を売り出し、
大きな販売実績を上げることを計画していましたが、
２年後にアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックと巡り合います。
アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックは１８４４年、パリで
ジャン-アドリアン・フィリップに出逢います。
パリで行われていた博覧会にフィリップは自身の発明した革命的な
機構を出品していたのです。
この運命的な出会いの後、２人は意気投合し、
１８４５年ジャン-アドリアン・フィリップは
「パテック社」の共同経営者になりました。
「世界最高の時計をつくる」という社是の下に１８５１年には、社名を
「パテックフィリップ」と改めます。
アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとジャン-アドリアン・フィリップの協力が、
世界の時計製作を大きく進歩させ歴史にその名を残すこととなったのです。

このパテック・フィリップの時計を愛した有名人もたくさんいます。
ヴィクトリア女王やピュートル・イリッチ・チャイコフスキー、
アルベルト・アインシュタインなど世界的に有名な人も
パテック・フィリップの時計を使用していたそうです。
また、ハンガリーのコスコヴィッチ伯爵婦人のためにスイス最初の
腕時計を製作するなど、世界中の女性からも支持されていたそうです。